BabelでモダンなJavaScript開発環境を作る方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】 | TechAcademyマガジン初心者向けにBabelでモダンなJavaScript開発環境を作る方法について現役エンジニアが解説しています。Babelとは、ECMAScriptで書かれた内容を指定されたブラウザで動作する構文に変換してくれるコンパイラです。npm(nod...
目次
Babelとは
ECMAScriptコンパイラで、ECMAScriptで書かれた内容を指定されたブラウザで動作する構文に変換してくれます。
この変換のことをトランスパルといいます。
Babelの特徴や利用メリット
最新のコードで書けるのが一番のメリットです。例えば
const hoge = tmp => tmp * 10;
の様なコードを”use strict”; var hoge = function hoge (tmp ) { return tmp * 10; };
の様な一般的な形に変換します。
Babelの環境構築の手順
一番簡単なのは、Babelの公式サイトで変換の確認ができます。とりあえずやってみたい人はそちらで確認してみてください。
では、インストール方法をご紹介します。
はじめに、前提としてプロジェクトフォルダでpackage.jsonがある場所で実施します。(※存在しない場合は、npm initを実施してパッケージ情報の初期化を行います。)npm install —save–dev babel–cli npm install –save-dev babel-preset-env
でnpmを利用して簡単にできます。babel-cliはbabelをcliで実行するための本体モジュールで、babel-preset-envはES6の内容をES5にトランスパイルするための情報と思ってください。
続いて、babel-preset-envを使用するための設定として、「.babelrc」ファイルを作成し、中に下記の用に記載してください。{ “presets”: [“env”] }
これで、準備は完了です。
後はトランスパイルのコマンドで./node_modules/.bin/babel test.js
と実行するだけです。ちなみに「test.js」の中身をここで紹介したないようにして実行してみてください。同じ結果が得られると思います。
この他にも、Babelを利用すするにはいくつかの方法があります。
gulpはNode.jsをベースとしたビルドシステムヘルパーです。gurlp経由でBabelを利用することもできます。
インストールはnpm install –save-dev gulp-babel
で行えます。
gruntもビルドシステムヘルパーです。grunt経由でBabelを利用することもできます。
インストールはnpm install –save-dev grunt grunt-babel
で行えます。
まとめ
新しいコードは生産的でモダンなWEB作成には必要不可欠なものです。
個人の勉強中にはあまり利用することも少ないかもしれませんが、チームでの開発などはよく使われるものですので、覚えておきましょう。